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    XR Interaction Toolkit

    XR Interaction Toolkit パッケージは、VR 体験 (仮想現実)と AR (拡張現実) 体験の作成を目的とするコンポーネントベースの高度なインタラクションシステムです。3D インタラクションやユーザーインターフェース (UI) インタラクションを Unity 入力イベントから利用できるようにするフレームワークを提供します。このシステムの中心は、基本となる Interactor (能動側、インタラクター) と Interactable (受動側、インタラクタブル) のコンポーネントのセットと、これら 2 種類のコンポーネントを結びつける Interaction Manager (インタラクションマネージャー) です。これに加えて、ロコモーションとビジュアルの描画に使用するコンポーネントも含まれています。

    XR Interaction Toolkit には、以下のインタラクションタスクをサポートする一揃いのコンポーネントが揃っています。

    • クロスプラットフォームの XR コントローラー入力: Meta Quest (Oculus)、OpenXR、Windows Mixed Reality など。
    • 基本的なオブジェクトのホバー、選択、グラブ
    • XR コントローラーを通じた触覚フィードバック
    • 実行可能およびアクティブなインタラクションを示す視覚フィードバック (色/線のレンダリング)
    • XR コントローラーを使用したキャンバス UI の基本的なインタラクション
    • XR Origin (つまり、静止とルームスケールの VR 体験を処理するための VR カメラリグ) と相互作用するためのユーティリティ

    このパッケージの AR インタラクションのコンポーネントを使用するには、プロジェクトに AR Foundation パッケージが含まれている必要があります。XR Interaction Toolkit が提供する AR 機能には、以下のようなものがあります。

    • 画面タッチをジェスチャイベントにマップする AR ジェスチャシステム
    • 仮想オブジェクトを現実世界に配置できる AR のインタラクタブル
    • 配置、選択、移動、回転、拡大/縮小などのジェスチャをオブジェクト操作に変換するための、AR ジェスチャのインタラクターとインタラクタブル
    • 現実世界に配置された AR オブジェクトについての情報をユーザーに伝えるための AR 注釈

    技術に関する詳細

    要件

    XR Interaction Toolkit のこのバージョンは、Unity エディターの以下のバージョンと互換性があります。

    • 2019.4 以降

    依存関係

    XR Interaction Toolkit パッケージには複数の依存関係が含まれており、それらはインストール時に自動でプロジェクトに追加されます。

    • Input System (com.unity.inputsystem)
    • Unity UI (com.unity.ugui)
    • XR Core Utilities (com.unity.xr.core-utils)
    • XR Legacy Input Helpers (com.unity.xr.legacyinputhelpers)
    • ビルトインモジュール
      • Audio
      • IMGUI
      • Physics

    オプションの依存関係

    パッケージに含まれている AR インタラクションのコンポーネントを追加で有効にするには、パッケージマネージャーを使用して AR Foundation (com.unity.xr.arfoundation) をプロジェクトに追加する必要があります。

    一部の動作に関する付加的なプロパティを有効にするには、パッケージマネージャーを使用して Animation モジュールをプロジェクトに追加する必要があります。

    既知の制限事項

    • Edit > Project Settings > XR Plug-in Management で XR プラグインプロバイダーが有効化および実行されている場合は、マウス入力でワールド空間 UI を操作できません。詳細については、Issue Tracker に従ってください。(1400186)
    • XR UI Input Module の設定時に、新しい Input System を使用していても、現状ではゲームパッドやジョイスティックの入力ボタンが既知の値にハードコードされています。ゲームパッドの場合は、送信 ボタンが buttonSouth に、キャンセル ボタンが buttonEast にマップされます。ジョイスティックでは、送信 ボタンが トリガー にマップされ、現在のところキャンセルボタンはサポートされていません。

    有用なリンク

    ドキュメントを読んで疑問が生じた場合は、以下を行ってください。

    • サポートフォーラム に参加する。
    • Issue Tracker で、直面している問題の情報を検索する。
    • 公開されているロードマップ を参照し、機能リクエストを送信する。
    • 機能を確認できる サンプルプロジェクト をダウンロードする。

    ドキュメント改訂履歴

    日付 理由
    2022 年 3 月 4 日 サンプルを更新し、サンプルプロジェクトへのリンクを追加。パッケージバージョン 2.0.1 に適合。
    2022 年 2 月 10 日 ドキュメントを複数のページに分割し、既知の制限事項を追加して、プレリリース版からリリースバージョン 2.0.0 へと移行。
    2021 年 11 月 17 日 ゲームビューのフォーカス、インタラクションインターフェース、複数選択に関する Input System パッケージの変更に伴うドキュメントの更新。パッケージバージョン 2.0.0-pre.4 に適合。
    2021 年 3 月 15 日 ドキュメントを更新し、シリアライズされたフィールドの表示にカスタム Editor クラスが必要ではなくなったという変更点を反映。パッケージバージョン 1.0.0-pre.3 に適合。
    2020 年 12 月 14 日 ドキュメントを更新し、インタラクションマネージャーでの登録が行われるタイミングの変更とイベントシグネチャに対する変更を反映。パッケージバージョン 1.0.0-pre.2 に適合。
    2020 年 10 月 20 日 ドキュメントを更新。パッケージバージョン 0.10.0 に適合。
    2020 年 1 月 10 日 プライベートの GitHub リンクを削除。
    2019 年 12 月 12 日 画像リンクを修正。
    2019 年 12 月 4 日 ドキュメントチームのフィードバックに基づいてドキュメントを改訂。
    2019 年 10 月 3 日 ドキュメントを更新して、リリース用のパッケージ名を反映。
    2019 年 9 月 4 日 画像とコンポーネント名を更新してドキュメントを改訂。
    2019 年 8 月 13 日 ドキュメントを編集。
    2019 年 7 月 31 日 ロコモーションのドキュメントを確定。
    2019 年 7 月 18 日 ロコモーションのドキュメントを作成してドキュメントを改訂。
    2019 年 7 月 10 日 AR インタラクションのドキュメントを作成してドキュメントを改訂。
    2019 年 6 月 6 日 UI モジュールのドキュメントを更新してドキュメントを改訂。
    2018 年 5 月 30 日 コマンドと更新されたコンポーネント名を追加してドキュメントを改訂。
    2018 年 5 月 1 日 ドキュメントを作成。
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