ユニバーサルレンダーパイプライン
AR Foundation は、Universal Render Pipeline (ユニバーサルレンダーパイプライン、URP) バージョン 7.0.0 以降をサポートしています。URP への切り替えの詳細については、URP の 概要 ページを参照してください。
Note
URP を使用して作成されたプロジェクトは、HD レンダーパイプライン (HDRP) およびビルトイン Unity レンダリングパイプラインと互換性がありません。開発を開始する前に、プロジェクトで使用するレンダーパイプラインを決定する必要があります。
AR Foundation 用の URP の設定
URP レンダーパイプラインアセットの設定
Note
以下に示す URP の基本的な設定手順は AR Foundation に固有のものではなく、レガシーの AR Foundation プロジェクトを URP AR Foundation プロジェクトに変換する方法を示すために記載しています。プロジェクトが URP プロジェクトテンプレート から作成されている場合、またはプロジェクトにすでに UniversalRenderPipelineAsset
と Pipeline Asset (Forward Renderer)
が含まれている場合は、次のセクションに進んでください。
ユニバーサルレンダーパイプラインを使用するには、Pipeline Asset
を作成する必要があります。以下の手順に従ってください。
- プロジェクトの
Assets
フォルダー内に、Rendering
という名前の新しいフォルダーを作成します。 Rendering
フォルダー内に、URP のパイプラインアセット (フォワードレンダラー) を作成します。 それには、フォルダー内の任意の場所で右クリックし、コンテキストメニューから Create > Rendering > Universal Render Pipeline > Pipeline Asset (Forward Renderer) の順に選択します。 以下の 2 つのアセットが作成されます。
URP を ARFoundation で使用するための設定
Note
URP には、ビルトインのレガシーレンダリングを模倣するように一連のアセットとパイプラインを構築できるパイプライン変換ツールがあります。このツールを使用する場合は、ARBackgroundRenderFeature
をレンダラーに割り当てる前にツールを使用するか、または前に戻って、適切な URP レンダーパイプラインアセットを、使用するレンダーパイプラインアセットとして設定する必要があります。
Pipeline Asset
を作成した後は、このアセットを AR Foundation で使用するように設定できます。以下の手順に従ってください。
Forward Renderer
アセットを見つけます。プロジェクトを URP プロジェクトテンプレート から作成した場合、このアセットはプロジェクトのAssets
フォルダー内のSettings
フォルダーにあります。Forward Renderer
アセットを選択します。Inspector で、Renderer Features のリストにARBackgroundRendererFeature
を追加します。- Project Settings ウィンドウの Graphics セクションにアクセスし (メニュー: Edit > Project Settings から Graphics を選択)、Scriptable Render Pipeline Settings フィールドで
UniversalRenderPipelineAsset
を選択します。