シーン設定
アプリケーション内の各 AR (拡張現実) シーンに必要なゲームオブジェクトは 2 つあります。それが AR Session と XR Origin です。
AR Session ゲームオブジェクトはターゲットプラットフォーム上で AR を有効にし、XR Origin ゲームオブジェクトはデバイストラッキングを有効にしてトラッカブルを Unity の座標系に変換します。これらのゲームオブジェクトのいずれかがシーン内に存在しないと、AR が適切に機能しません。
AR Session または XR Origin を作成するには、Hierarchy ウィンドウで右クリックし、コンテキストメニューから以下のいずれかのオプションを選択します。
- XR > AR Session
- XR > XR Origin (Mobile AR)
AR Session および XR Origin の作成
AR Session と XR Origin を両方ともシーンに追加すると、Hierarchy ウィンドウには、以下のように "AR Session" と "XR Origin" という名前のゲームオブジェクトが表示されます。XR Origin には "Camera Offset"、Camera Offset には "Main Camera" という名前の子ゲームオブジェクトがあります。
AR Session と XR Origin を含むシーングラフ
これはデフォルトのシーン設定ですが、プロジェクトのニーズに応じてゲームオブジェクトの名前の変更や親子関係の変更を行うことができます。
AR Session および XR Origin ゲームオブジェクトとそれらのコンポーネントは、AR Foundation プロジェクトにおいて重要な役割を担っています。より詳しく理解するには、セッション と デバイストラッキング をそれぞれ参照してください。