デバッグに Relations を使用する
Relations は、ノードの各ポート間の依存関係を理解するために役立つツールです。例えば、Add ノードで A + B の結果を得るためには、A と B の値を指定する必要があります。同様に、Log ノードを呼び出す前に、その Message 入力ポートに値を指定する必要があります。
Visual Scripting はこの情報をバックグラウンドで Predictive Debugging (予測デバッグ機能) に使用します。例えば、A に値を指定せずに A + B の値を取得しようとした場合、ノードがオレンジ色で表示されるので再生モードで失敗することが分かります。
このような場合は、Graph Inspector 内に表示された警告を確認することで、何が欠けているかを知ることができます。
また Relations は、必要なポートとオプションのポートを把握するためにも役立ちます。例えば (ファジーファインダーの Codebase > Unity Engine > Transform にある) Get Child ノード内では、トランスフォーム値の出力を取得することが目的であれば、制御ポートを接続する必要はありません。
ツールバー Relations トグルを有効にすると、各ノードの内部接続が表示されます。
Note
Relations はノードのタイプ毎に事前定義されており、編集できません。