Outline Settings/アウトライン

アウトラインは、セルアニメーションの印象を左右する重要な要素のひとつです。アウトラインの太さは数値で指定するだけでなく、専用のマップを使って細かく太さを変化させることも可能です。また、色も数値で指定するだけでなく、キャラクターのボディカラーにアウトラインの色をブレンドすることも可能です。UTSでは、ポリゴンを法線方向に引き伸ばす方法と、メッシュにスケール値を適用してアウトラインを生成する方法の2種類を用意しています。

• Outline

  • Outline Mode
  • Outline Width
  • Outline Color
  • Blend Base Color to Outline
  • Outline Width Map
  • Offset Outline with Camera Z-axis

  • Camera Distance for Outline Width

    • Farthest Distance to vanish
    • Nearest Distance to draw with Outline Width

  • Outline Color Map

  • Baked Normal Map

Outline

アウトラインを有効にするためのチェックボックスです。

アウトライン 無効	アウトライン 有効

Outline Mode

反転アウトラインオブジェクトの生成の仕方を指定します。

アウトラインモード	説明
Normal Direction	ポリゴンを法線方向に引き伸ばします。
Position Scaling	メッシュにスケール値を適用します。

Outline Width

アウトラインの幅を指定します。この値は、モデルをUnityにインポートする際のスケールに依存します。

Outline Color

アウトラインの色を指定します。

Blend Base Color to Outline

Base Color（通常色） をアウトラインカラーにブレンドします。

Base Color（通常色）のブレンド 無効	Base Color（通常色）のブレンド 有効

Outline Width Map

Outline Widthマップ（グレースケールテクスチャ）：テクスチャ(リニア)。UTSではテクスチャマップを使うことで、アウトラインの太さをきめ細かくコントロールできる手段を提供しています。キャラクターの目や顔の周りのアウトラインの違いをご確認ください。

Outline Widthマップ 無効	Outline Widthマップ 有効

テクスチャマップを見ると、白い部分にあたるアウトラインが太く表示されることがわかると思います。

上で適用したOutline Widthマップ	Base Map/基本色マップ

Offset Outline with Camera Z-axis

カメラの奥行き(Z)方向にアウトラインをオフセットします。UTSのアウトラインは、法線方向にポリゴンを延長するか、スケール値を適用するかのどちらかの実装です。生成されたポリゴンの位置をZ(奥行き)方向にオフセットすることで、見栄えが良くなる場合があります。

Z軸方向へのオフセット なし	Z軸方向へのオフセット あり

Camera Distance for Outline Width

Farthest Distance to vanish

アウトラインの幅が、カメラとオブジェクトの距離によって変化する、最も遠い距離を指定します。指定された距離で、アウトラインはゼロになります。

Nearest Distance to draw with Outline Width

アウトラインの幅が、カメラとオブジェクトの距離によって変化する、最も近い距離を指定します。指定された距離で、Outline_Widthで設定された最大幅で、アウトラインが表示されます。

Outline Color Map

アウトライン用のカラーマップとして、テクスチャを適用します。

Baked Normal Map

法線反転方式のアウトラインを設定する際に、他のモデルから頂点法線をベイクした法線マップを追加で読み込むことができます。