Timeline 設定
Timeline (タイムライン) 設定を使用して、Timeline ウィンドウと Timeline アセットの設定 (計測単位、長さのモード、オーディオ波形、ウィンドウのスナップ設定など) を選択できます。
Timeline 設定メニューを表示するには、Timeline ウィンドウの歯車アイコンをクリックします
Seconds または Frames
Seconds または Frames を選んで、 Timeline ウィンドウの表示時間の単位を、秒、または、フレームどちらにするかを設定します。
Duration Mode
Duration Mode を使用して、Timeline アセットの長さを最後のクリップの終わりにする (Based On Clips) か、特定の時間またはフレームにする (Fixed Length) かを設定します。Duration Mode が Fixed Length に設定されている場合は、以下のいずれかの方法を使用して Timeline アセットの長さを変更してください。
- Project ウィンドウで Timeline アセットを選択し、Inspector ウィンドウで Duration を秒またはフレームで設定します。
- Timeline ウィンドウで、Timeline 上の青色のマーカーをドラッグします。青色のマーカーは、Timeline アセットの終わりを示します。青い線は Timeline アセットの長さを示します。
Timeline アセットの長さ (赤の枠) と終わりのマーカー (緑の円 )
Frame Rate
Frame Rate のオプションの 1 つを選択して、Timeline ルーラーの測定単位を設定します。フレームレートを変更すると、正確なフレームでクリップを整列させることができますが、フレームレートの変更は視覚的なものであり、再生速度、キー、トラック、クリップには何の影響もありません。以下の標準フレームレートが用意されています。Film (24 fps)、PAL (25 fps)、NTSC (29.97 fps)、30、50、60。
Timeline は、1e-6 から 1000 までのカスタムフレームレートをサポートしています。カスタムフレームレートを設定するには、Timeline アセット設定 の Frame Rateプロパティーを使用する必要があります。Timeline アセットにカスタムフレームレートを設定すると、カスタムメニュー項目が有効になり、Timeline インスタンスに対して自動的に選択されます。カスタムメニュー項目では、カスタムフレームレートが括弧内に表示されます。
Play Range Mode
再生範囲ボタン が有効になっている時の Timeline ウィンドウの動作を設定するには、Play Range Mode のオプションの 1 つを選択します。
- Play Range Mode が Loop に設定されている場合、Timeline インスタンスは定義された再生範囲を止めるまで繰り返し再生します。
- Play Range Mode が Hold に設定されている場合、Timeline インスタンスは定義された再生範囲を 1 度だけ再生し、再生範囲の終わりで停止します。
Timeline インスタンスを Timeline ウィンドウでプレビューするときにのみ、再生範囲を設定できます。再生モードでは再生範囲は無視されます。
Show Audio Waveforms
Show Audio Waveforms を有効にすると、すべてのオーディオトラック上のすべてのオーディオクリップの波形が描画されます。例えば、ヒューマノイドが歩くアニメーションクリップと足音のオーディオクリップを手動で配置する場合に、オーディオ波形をガイドとして使用します。オーディオ波形を非表示にするには、Show Audio Waveform を無効にします。デフォルトでは、Show Audio Waveforms は有効になっています。
Allow Audio Scrubbing
Allow Audio Scrubbing を有効にすると、Timeline 再生ヘッドをドラッグしながら、オーディオを再生できます。
Allow Audio Scrubbing を無効にすると、Timeline の再生ヘッドをドラッグしている間、オーディオの再生を行いません。無効にすると、Timeline は Timeline 再生モード の時のみオーディオを再生します。
Snap to Frame
クリップを操作して Timeline インスタンスをプレビューし、再生ヘッドをドラッグし、フレーム使って再生ヘッドの位置を定めるには、Snap to Frame を有効にします。サブフレームを使用するには、Snap to Frame を無効にします。Snap to Frame はデフォルトで有効になっています。
フレームの半ばにクリップを置き、再生ヘッドをドラッグするには Snap to Frame を無効にします
例えば、Snap to Frame が無効になっているときに Timeline の再生ヘッドをドラッグすると、再生ヘッドがフレームの中間も移動できます。そのため、Timeline ウィンドウが Seconds (秒) 、Frames (フレーム) どちらに設定されているかによって再生ヘッド位置の表示が異なります。
- Timeline ウィンドウが Frames に設定されている場合、再生ヘッドの位置にフレームとサブフレームが表示されます。例えば、8 フレームと 34 サブフレームは 8.34 と表示されます。
- Timeline ウィンドウが Seconds に設定されている場合、再生ヘッドの位置のフィールドに秒、フレーム、サブフレームが表示されます。例えば、6 秒、17 フレーム、59 サブフレームは 6:17 [.59] と表示されます。
クリップの操作、Timeline インスタンスのプレビュー、および再生ヘッドのサブフレームレベルへの配置は、アニメーションとエフェクトをオーディオと同期させるときに便利です。多くのハイエンドオーディオプロセッシングソフトウェア製品は、サブフレーム精度でオーディオ波形を作成しています。
Edge Snap
Edge Snap オプションを有効にすると、クリップの配置、トリミング、ブレンドの際にクリップをスナップします。
有効にすると、クリップの開始点または終了点が以下のようにドラッグされた場合に、クリップがスナップされます。再生ヘッドの 10 ピクセル以内にドラッグされたとき、同じトラックのクリップの開始点または終了点の 10 ピクセル以内にドラッグされたとき、別のトラックのクリップの開始点または終了点から 10 ピクセル以内にドラッグされたとき、タイムライン全体の開始点または終了点の 10 ピクセル以内にドラッグされたとき。
Edge Snap を無効にすると、より正確なブレンド、イーズイン、イーズアウトを作成できます。Edge Snap はデフォルトで有効になっています。