クリップの再生速度の変更
クリップの再生速度を変更して、オーディオ、モーション、アニメーション、パーティクルエフェクトなどを加速または減速できます。クリップの再生速度を変更すると、クリップの継続時間に影響します。再生速度の変更が可能なのは、アニメーションクリップ、オーディオクリップ、コントロールクリップのみです。
クリップの再生速度を変更するには、まずクリップ編集モードを選択して、同じトラック上の他のクリップがどのように影響を受けるかを確認します。
- Duration (継続時間) を変更した結果、2 つのクリップが重なり合う場合は、以下を行います。
- 混合モードを選択してブレンドを作成します。
- 置き換えモードを選択して、交差するクリップをカットまたは削除します。
- リップルモードを選択して、スピードアップまたはスローダウンしたクリップの後に来るクリップを再配置します。リップルモードは、クリップ間のギャップを維持します。
クリップを選択して、Inspector (インスペクター) ウィンドウで Speed Multiplier プロパティーを設定します。 Speed Multiplier プロパティーは、再生速度を元のクリップの速度の倍数で表示するため、1 は元のクリップと同じ速度でクリップを再生します。
Inspector ウィンドウの Speed Multiplier
例えば、アニメーションクリップの再生速度を 2 倍にするには、Speed Multiplier を 2 に変更します。こうして再生速度を 2 倍にすることで、80 フレームのアニメーションクリップの継続時間を 40 フレームに変更します。
クリップの再生速度を変更する方法は他にもあります。
- クリップを右クリックして、Editing > Double Speed を選択すると、クリップの継続時間を半分にします。クリップは現在の 2 倍のスピードで再生されます。そのクリップ上の短い破線と倍率表示が、加速されたクリップであることを示します。クリップ速度を 2 倍にすると、Speed Multiplier プロパティーは現在の 2 倍の値になります。
- クリップを右クリックして、Editing > Half Speed を選択すると、クリップの継続時間を 2 倍にします。クリップは現在の 2 分の 1 のスピードで再生されます。そのクリップ上の長い破線と倍率表示が、減速されたクリップであることを示します。クリップのスピードを半分にすると、Speed Multiplier プロパティーは現在の 2 分の 1 の値になります。
- クリップを右クリックして、Editing > Reset Speed を選択すると、クリップを元の速度にリセットします。クリップは元の継続時間になります。クリップ速度をリセットすると、Speed Multiplier プロパティーは 1 になります。
短い破線と倍率表示 2.00x は、そのクリップが元の 2 倍のスピードで再生していることを示します