Vignette
写真の世界では、画像の中央と比べて外縁をより暗くしたり彩度を低くしたりすることをビネット (Vignette) と言います。現実では、通常、厚みのあるフィルターや重ねられたフィルター、セカンダリレンズ、および不適切なレンズフードが原因で発生します。ビネットを使用すると、画像の中央に注目を集めることができます。
Vignette の使用
Vignette では、ボリューム システムを使用するため、Vignette のプロパティを有効化および変更するには、シーンの ボリューム に Vignette オーバーライドを追加する必要があります。
ボリュームに Vignette を追加するには:
- シーンまたは Hierarchy ビューで、Volume コンポーネントを含むゲームオブジェクトを選択して Inspector で表示します。
- Inspector で、Add Override > Post-processing に移動して Vignette をクリックします。Universal Render Pipeline (ユニバーサルレンダーパイプライン、URP) は、このボリュームの影響を受けるすべてのカメラに Vignette を適用します。
プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
Color | カラーピッカーを使用してビネットの色を設定します。 |
Center | ビネットの中心点を設定します。参考として、画面の中心は [0.5, 0.5] です。 |
Intensity | Vignette エフェクトの強度を設定します。 |
Smoothness | スライダーを使用して、ビネットの境界のスムースネスを設定します。値の範囲は 0.01 から 1 です。値が大きいほどビネットの境界が滑らかになります。初期値は 0.2 です。 |
Rounded | 有効にすると、ビネットが完全な円になります。無効にすると、ビネットの形状は現在のアスペクト比に応じて変化します。 |