Tonemapping
Tonemapping (トーンマッピング) は、画像の HDR 値を新しい範囲の値にリマッピングするプロセスです。最も一般的な用途は、ダイナミックレンジが低い画像を、ダイナミックレンジがより高い画像に見えるようにすることです。Wikipedia の「Tone mapping (トーンマッピング)」を参照してください。
Tonemapping の使用
Tonemapping では、ボリューム システムを使用するため、Tonemapping のプロパティを有効化および変更するには、シーンの ボリューム に Tonemapping オーバーライドを追加する必要があります。
ボリュームに Tonemapping を追加するには:
- シーンまたは Hierarchy ビューで、Volume コンポーネントを含むゲームオブジェクトを選択して Inspector で表示します。
- Inspector で、Add Override > Post-processing に移動して Tonemapping をクリックします。Universal Render Pipeline (ユニバーサルレンダーパイプライン、URP) は、このボリュームの影響を受けるすべてのカメラに Tonemapping を適用します。
プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
Mode | カラーグレーディングに使用するトーンマッピングアルゴリズムを選択します。以下のオプションがあります。 • None: トーンマッピングを適用しない場合は、このオプションを使用します。 • Neutral: 色相と彩度への影響を最小限に抑えながら範囲をリマッピングする場合にのみ、このオプションを使用します。これは一般に、広範なカラーグレーディングの出発点として優れた方法です。 • ACES: より映画のような外観にするため、参照 ACES トーンマッパーの近似値を適用する場合に、このオプションを使用します。このオプションは Neutral よりもコントラストが強く、実際の色相と彩度に影響を与えます。このトーンマッパーを使用すると、Unity は最適な精度と結果を得るために、ACES 色空間ですべてのグレーディング処理を実行します。 ACES HDR トーンマッピングは、Adreno 300 シリーズ GPU を搭載した Android デバイスではサポートされていません。 |