Panini Projection

このエフェクトは、有効視野 (FOV) が非常に広いシーンで透視図をレンダリングするのに役立ちます。Panini Projection (パニーニ投影) は円柱投影です。つまり、垂直直線を直線および垂直に保ちます。他の円柱投影とは異なり、パニーニ投影は画像の中心を通る放射状の線も直線に保ちます。

パニーニ投影の詳細については、PanoTool の General Panini Projection (一般的なパニーニ投影) に関する wiki ドキュメントを参照してください。

Panini Projection の使用

Panini Projection では、Volume フレームワークを使用するため、Panini Projection のプロパティを有効化および変更するには、シーンのボリュームに Panini Projection オーバーライドを追加する必要があります。ボリュームに Panini Projection を追加するには、以下の手順に従います。

シーンまたは Hierarchy ビューで、Volume コンポーネントを含むゲームオブジェクトを選択して Inspector で表示します。
Inspector で、Add Override > Post-processing に移動して Panini Projection をクリックします。これにより URP は、このボリュームの影響を受けるすべてのカメラに Panini Projection を適用します。

プロパティ

プロパティ	説明
Distance	スライダーを使用して、歪みの強度を設定します。
Crop to Fit	スライダーを使用して、画面に合わせて歪みを切り取ります。値が 1 の場合、画面の端まで歪みを切り取りますが、Distance を大きい値に設定すると中心の精度が低下します。