Lens Distortion

Lens Distortion (レンズディストーション) エフェクトは、レンダリングされた最終的な絵を歪めることで、現実のカメラレンズの形をシミュレートします。

Lens Distortion の使用

Lens Distortion では、Volume フレームワークを使用するため、Lens Distortion のプロパティを有効化および変更するには、シーンの ボリューム に Lens Distortion オーバーライドを追加する必要があります。ボリュームに Lens Distortion を追加するには、以下の手順に従います。

1. シーンまたは Hierarchy ビューで、Volume コンポーネントを含むゲームオブジェクトを選択して Inspector で表示します。
2. Inspector で、Add Override > Post-processing に移動して Lens Distortion をクリックします。これにより URP は、このボリュームの影響を受けるすべてのカメラに Lens Distortion を適用します。

プロパティ

プロパティ	説明
Intensity	スライダーを使用して、歪み効果の全体の強度を設定します。
X Multiplier	スライダーを使用して、X 軸上の歪みの強度を設定します。この値は乗数として機能するため、この値を 0 に設定すると、この軸上の歪みを無効にできます。
Y Multiplier	スライダーを使用して、Y 軸上の歪みの強度を設定します。この値は乗数として機能するため、この値を 0 に設定すると、この軸上の歪みを無効にできます。
Center	画面上の歪み効果の中心点を設定します。
Scale	スライダーを使用して、グローバルな画面スケーリングの値を設定します。これにより、レンダリングがズームされ、画面の境界線が見えなくなります。歪みを大きくすると、画面の境界線にあるピクセルが壊れる可能性があります。これは、画面の境界線の外側にある存在しないピクセルの情報に依存しているためです。このプロパティは、画面の境界線の周囲に発生した、これらの壊れたピクセルを隠すのに役立ちます。