Displacement Mode

この設定は HD レンダーパイプライン (High Definition Render Pipeline、HDRP) がマテリアルを変形させるために使う方法を制御します。

オプション

Displacement Mode ドロップダウンのオプションは、使用するシェーダーにより異なります。

Lit シェーダー

ドロップダウンオプション 説明
None このオプションを選択すると、マテリアルにディスプレイスメントは適用されません。
Vertex displacement このオプションを選択すると、Height Map に応じてメッシュの頂点を変形させます。
Pixel displacement このオプションを選択すると、Height Map に応じてメッシュ面上のピクセルを変形させます。

Tessellation シェーダー

ドロップダウンオプション 説明
None このオプションを選択すると、マテリアルにディスプレイスメントは適用されません。
Tessellation displacement このオプションを選択すると、Height Map に応じてメッシュ面を変形させます。テッセレーションシェーダーはメッシュを細分し、マテリアルのテッセレーションオプションに従って頂点を追加します。また Tessellation displacement はこれらの頂点に影響を与えます。

プロパティー

Surface Options

共有プロパティー

プロパティー 説明
Lock with object scale チェックボックスを有効にすると、Transform の Scale を使ってディスプレイスメントの高さを変更できます。これにより、ディスプレイスメントの振幅と Transform の Scale 間の比率を維持することができます。
Lock with height map tiling rate チェックボックスを有効にすると、Height Map のタイリングを使ってディスプレイスメントの振幅を変更できます。これにより、ディスプレイスメントの振幅と Height Map テクスチャのスケール間の比率を維持することができます。

Pixel Displacement

プロパティー 説明
Minimum steps スライダーを使って、Unity がピクセルディスプレイスメントをプロセスするために実行する、テクスチャサンプルの最小数を設定します。
Maximum steps スライダーを使って、Unity がピクセルディスプレイスメントをプロセスするために実行する、テクスチャサンプルの最大数を設定します。
Fading mip level start スライダーを使って、ピクセルディスプレイスメントエフェクトがフェードアウトし始めるミップレベルを設定します。
Primitive length Unity がディスプレイスメントマッピングを適用するメッシュ (メートル単位) の長さです。
Primitive width Unity がディスプレイスメントマッピングを適用するメッシュ (メートル単位) の幅です。
Depth offset チェックボックスを有効にすると、ディスプレイスメントに応じて深度バッファを変更できます。これにより、深度バッファを (コンタクトシャドウ など) を使うエフェクトが、ピクセルディスプレイスメントディテールをキャプチャできるようになります。

Surface Inputs

共有プロパティー

プロパティー 説明
Height Map マテリアルにハイトマップを定義するテクスチャを割り当てます。Unity はこのマップでピクセルまたは頂点ディスプレイスメントをマテリアルのメッシュに適用します。
- Parametrization ドロップダウンから Height Map に使うパラメータ化の方法を選択します。
•Min/Max: HDRP は Min 値と Max 値を比較し、ハイトマップのピーク、スルー、およびベース位置を計算します。Min が -1 で Max が 3 であれば、ベースはテクスチャ値 0.25 になります。ハイトマップの全範囲を使います。
•Amplitude: ハイトマップの振幅およびベース位置を手動で設定できます。ハイトマップの全範囲を使います。
- Min Height Map の最小値を設定します。
- Max Height Map の最大値を設定します。
- Offset HDRP が Height Map に適用するオフセットを設定します。
- Amplitude Height Map の振幅を設定します。
- Base スライダーを使って Height Map のベースを設定します。