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    レンダーグラフシステムの利点

    効率的なメモリ管理

    リソースの割り当てを手動で管理する場合は、あらゆるレンダリング機能が同時にアクティブになるシナリオを考慮し、最悪の状況を想定して割り当てを行う必要があります。特定のレンダリング機能がアクティブでない場合、それらを処理するためのリソースがあるにもかかわらず、レンダーパイプラインでは使用されないことになります。これに対してレンダーグラフでは、フレームで実際に使用されるリソースだけが割り当てられます。このため、レンダーパイプラインのメモリフットプリントは小さく抑えられ、リソースの割り当てを処理する複雑なロジックを作成する必要がありません。また、効率的なメモリ管理のもう 1 つの利点として、レンダーグラフでは効率よくリソースを再利用できるため、レンダーパイプラインの機能の作成に、より多くのリソースを使用することができます。 

    同期点の自動生成

    非同期の計算キューは通常のグラフィックのワークロードと並列して実行することができるため、レンダーパイプラインの処理にかかる GPU 時間全体が短縮される場合があります。ただし、非同期の計算キューと通常のグラフィックスキューの間の同期点を手動で定義して維持することは簡単ではありません。レンダーグラフはこの処理を自動化し、レンダーパイプラインの高レベルの宣言を使用して、計算キューとグラフィックスキューの間に適切な同期点を生成します。

    メンテナンス性

    レンダーパイプラインのメンテナンスにおいて最も複雑な問題の 1 つがリソースの管理です。レンダーグラフは内部でリソースを管理するため、レンダーパイプラインのメンテナンスがずっと簡単になります。RenderGraph API を使用すると、入力と出力を明示的に宣言し、レンダーパイプラインのどこにでもプラグインとして組み込むことができる、効率的な自己完結型レンダリングモジュールを作成できます。

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