既知の問題と制限事項
このページでは、Unity Recorder で発生する可能性のある既知の問題と制限事項を記載します。また、これらの問題を回避するための基本的な手順も紹介します。
Movie Recorder で同時レコーディングを行うと録画速度が低下する
制限事項: 複数の Movie Recorder で同時レコーディングを行う際に、特に画像解像度が大きい (フル HD 以上) と、Unity エディターの再生処理が大幅に遅くなる場合があります。
回避方法: 同時に記録するムービーを 1 つに限定することを推奨します。Recorder ウィンドウにアクティブな Movie Recorder が 1 つだけあり、Timeline には Movie Recorder クリップがない (または、その逆のパターン) ことを確認してください。何らかの理由で同時に複数のレコーディングを続行する必要がある場合は、より低い解像度を設定したり、別のエンコーダー (MP4 エンコーディングステップは、ProRes よりもはるかに高速) を試みてください。
オーディオ記録の限定的サポート
制限事項: 現在、レコーダーは、Unity のビルトインオーディオエンジンからのサンプルレコーディングのみをサポートしています。そのため、FMOD Studio や Wwise などのサードパーティ製オーディオエンジンからオーディオを記録することはできません。
回避方法: ムービーの場合は、サードパーティが出力するオーディオを別のアプリケーションで WAV 形式で記録し、この記録ファイルを Unity Timeline に再インポートしてから、Unity Recorder を使ってオーディオ付きの最終ムービーを作成することができます。また、任意の動画編集ソフトウェアを使って、オーディオと動画を再構成することもできます。
AOV Recorder 制限事項
- Active Camera をレコーディングのソースとして選択することはできません。
- AOV Recorder は、PNG および JPEG 形式でレコーディングする際、(sRGB ガンマカーブではなく) リニアガンマを使用します。