プロダクトの定義
Product ID
アプリストアと通信する際は、プロダクトのデフォルト ID として機能する一意のクロスプラットフォーム識別子を入力します。
重要: ID に使用できるのは、小文字の英字、数字、アンダースコア、ピリオドのみです。
プロダクトタイプ
各プロダクトは、以下のタイプのどれかである必要があります。
Type | 説明 | 例 |
---|---|---|
Consumable (消費型) | ユーザーはこのプロダクトを繰り返し購入できます。消費型プロダクトは復元できません。 | * ゲーム内通貨 * 回復薬 * 一時的なパワーアップ |
Non-Consumable (非消費型) | ユーザーはこのプロダクトを一度だけ購入できます。非消費型プロダクトは復元できます。 | * 武器やよろい * 追加コンテンツへのアクセス * 広告の非表示 |
Subscription (サブスクリプション) | ユーザーはこのプロダクトに一定期間アクセスできます。サブスクリプションプロダクトは復元できます。 | * オンラインゲームへの 1 か月単位のアクセス * 毎日ボーナスが付与される VIP ステータス * 無料のお試し |
プロダクトメタデータ
このセクションでは、ゲーム内ストアで使用される、プロダクトに関連付けられるメタデータを定義します。
Descriptions
以下のフィールドを使用して、プロダクトを説明するテキストを追加します。
フィールド | データ型 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
Product Locale | 列挙型 | 自分の地域で利用できるアプリストアを特定します。 | English (U.S.) (Google Play, Apple) |
Product Title | 文字列型 | アプリストアに表示されるプロダクトの名前。 | "Health Potion (回復薬)" |
Product Description | 文字列型 | アプリストアに表示されるプロダクトの説明テキストで、通常、プロダクトの内容を説明するものです。 | "HP を 50 回復させます。" |
Payouts
このセクションでは、購入者に払い出す (ペイアウトする) コンテンツのローカルの固定定義を追加します。ペイアウトによって、ゲーム内ウォレットやインベントリの管理が容易になります。プロダクトに名前と数量をラベル付けしておくことで、開発者は、購入の発生時にゲーム内の特定の種類のアイテム (コインや宝石など) の数量をすばやく調整できます。
フィールド | データ型 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
Payout Type | 列挙型 | 購入者が受け取るコンテンツのカテゴリを定義します。4 つのタイプを使用できます。 | * Currency (通貨) * Item (アイテム) * Resource (リソース) * Other (その他) |
Payout Subtype | 文字列型 | コンテンツをさらに細かく分類できます。 | * Currency タイプのサブタイプとして "Gold (金貨)" と "Silver (銀貨)" * Item タイプのサブタイプとして "Portion (薬)" と "Boost (ブースト)" |
Quantity | 整数型 | 購入者がペイアウトで受け取るアイテムや通貨などの数を指定します。 | * 1 * >25 * 100 |
Data | このフィールドは、コード内で参照するプロパティとして自由に使用できます。 | * UI 要素のフラグ * アイテムの希少性 |
ノート: 単一のプロダクトに対して複数のペイアウトを追加することができます。
PayoutDefinition クラスの詳細については、スクリプティングのリファレンス を参照してください。このクラスを使用したスクリプトでは、以下の例のように、いつでもプロダクトにペイアウト情報を追加できます。
Store ID Overrides
デフォルトでは、Unity IAP は、すべてのアプリストアでプロダクトに同じ識別子 (上記の ID フィールドで指定) が設定されていると想定します。そのため、できるだけ設定しておくことをお勧めします。ただし、iOS ストアと Mac ストアの両方に公開する場合など、これが不可能なこともあります。これらのストアでは、開発者が他のストアで同じプロダクト ID を使用することが禁止されています。