Asset Table
Asset Table は、特定のロケールの Key (キー、識別名あるいは一意の ID) を使用してリクエストされた時にアセットを返します。Asset Table 内のエントリーには、Addressables システムがそれを読み込む時に使用する参照先アセットの Key Id と GUID が含まれています。Asset Table エントリーは任意の Unity アセットを参照できます。
Asset Table Collection
Asset Table Collection はエディター専用アセットで、同じ Shared Table Data と Table Collection Name を共有する 1 つまたは複数の Asset Table にインターフェースを提供します。Asset Table Collection を使用して、それに関連付けられた Asset Table へのアセットの追加と削除をエディターまたはスクリプトから行えます。
新しい Asset Table Collection を作成すると、Unity によって、Asset Table Collection アセットとロケール毎の Asset Table アセットに加え、Asset Table が参照する単一の Shared Table Data アセットが作成されます。Shared Table Data アセットは、全てのキー名、それに関連付けられた全ての Id 値、および共有メタデータ (全ての Asset Tables がアクセスできるメタデータ) を格納します。
Extension (拡張機能) はエディター専用データで、String Table に添付できます。Extension は String Table に関連付ける追加的なデータを含むことができるほか、特定のファイル形式やサービスのインポーターやエクスポーターなどの機能を追加することができます。
カスタムの Extension は、CollectionExtension から継承して AssetTableCollectionExtension 属性を追加することで作成できます。
プリロード
Localization システムはデフォルトでは Asset Table とその内容をプリロードしません。つまり、Unity が初めてアセットをリクエストした時に、Localization システムは、リクエストされたアセットを読み込む前にテーブルを読み込む必要があります。これはバックグラウンドで非同期的に実行されますが、リクエストされたアセットが直ちに使用可能にならない場合があることを意味します。
アセットがプリロードされ、リクエストに応じて直ちに使用可能になるように、Localization システムを設定することができます。これを行うには、Asset Tables ウィンドウを開き、ロケール名の上にある Table Properties ボタンをクリックして、コレクション内の全てのテーブルがプリロードされるようにしたい場合は Preload All Tables を有効にしてください。選択されたテーブルのみがプリロードされるようにしたい場合は Preload Table を有効にしてください。
Metadata
テーブルとテーブルエントリーの Metadata (メタデータ) を確認できます。
- テーブルのメタデータを確認するには、テーブルの列のヘッダーの上にあるボタンを選択してください。
- テーブルエントリーのメタデータを確認するには、テーブルエントリーのセル内にあるボタンを選択してください。
Localization システムは、Shared Metadata (共有メタデータ) をテーブルコレクションの Shared Table Data 内に格納します。つまり、全てのテーブルがこのデータにアクセスできます。ロケール固有のメタデータ (Shared の下のリスト) はテーブル内に格納され、そのデータを持つテーブルからのみアクセス可能です。