双方向モーション転送
双方向モーション転送は、オーサリングワークフローの 1 つであり、既存のモーションをアクティブなコンストレイントに転送したり、逆に、アクティブなコンストレイントからモーションをその現実感のある外観を維持したまま元のモーションソースに転送したりできます。
このワークフローでは、Animation ウィンドウを使用して目的のクリップを選択し、コンストレインされた結果をシーンビューでプレビューできます。
コンストレイントコンポーネント に対するオプションとして、Transfer motion to skeleton と Transfer motion to constraint を使用できます。リグ全体のモーションを転送するには Rig コンポーネント を使用し、階層全体のモーションを転送するには RigBuilder コンポーネント を使用します。
双方向モーション転送は、汎用キャラクター階層で使用できます。現時点では、ヒューマノイドはサポートされていません。
すべてのコンストレイントにモーションを転送できるわけではありません。Damped Transform のような物理演算ベースのコンストレイントは、既存のモーションから推測できません。
その他のコンストレイントは転送可能ですが、制限があります。例えば、Twist Chain コンストレイントは回転を制限します。Twist Chain コンストレイントは各位置とその間のチェーンの回転をオーバーライドします。モーションの転送の結果は、ソースアニメーションを正確には表しません。
以下のコンストレイントは、"Transfer motion to constraint" を制限付きでサポートします。
コンストレイント | 制限 |
---|---|
Two Bone IK Constraint | 制限なし。 |
Multi-Aim Constraint | Roll-Axis モーションが同じになることが保証されません。 |
Multi-Parent Constraint | 制限なし。 |
Multi-Position Constraint | 制約された軸を無効にすると最終結果が変化する可能性があります。 |
Multi-Referential Constraint | 制限なし。 |
Multi-Rotation Constraint | 制約された軸を無効にすると最終結果が変化する可能性があります。 |
Twist Chain Constraint | 間のチェーントランスフォームがオーバーライドされます。 |