Unity Render Streaming
このパッケージには Unity Render Streaming の公開 API とサンプルプロジェクトが含まれます。このパッケージを利用することで、ピアツーピアのストリーミングソリューションを素早く開発することが可能になります。
主な機能
主な機能として以下を提供しています。
- ビデオストリーミング
- オーディオストリーミング
- リモートコントロール
ビデオストリーミング
Unity でレンダリングした映像をネットワーク経由でブラウザに配信することが可能です。例えば、 HDRP を活用したレンダリング映像を iPad のブラウザで閲覧することができます。また、複数のカメラからの配信をサポートしています。
オーディオストリーミング
Unity 上のサウンドをストリーミングしてブラウザに配信することができます。複数のブラウザに対して同時に音声を配信することが可能です。
リモートコントロール
ブラウザから Unity の入力をシミュレートして利用することができます。複数のブラウザからの入力に対応することが可能です。ブラウザ上でマウス、キーボード、タッチ、ゲームパッドが利用可能です。詳細については ブラウザー入力処理 のページをご確認ください。
動作環境
このテンプレートは次のバージョンの Unity エディターに対応しています。
- Unity 2019.3
Note
HDRP テンプレートは HDRP 7.3
を使用しているため、Unity2019.3 以前のバージョンでは動作しません。
Platform | Graphics API | Hardware Encoder | Software Encoder |
---|---|---|---|
Windows x64 | DirectX11 | ✅ (NVIDIA のグラフィックスカードが必要) | ✅ |
Windows x64 | DirectX12 | ✅ (NVIDIA のグラフィックスカードが必要) | ✅ |
Windows x64 | OpenGL | ||
Windows x64 | Vulkan | ||
Linux x64 | OpenGL | ✅ (NVIDIA のグラフィックスカード | |
Linux x64 | Vulkan | ||
MacOS | OpenGL | ||
MacOS | Metal | ✅ |
Warning
Linux 環境と HDRP の組み合わせでの利用は、現在未対応です。Linux では Graphics API に OpenGL
を選択した上で、レンダリングパイプラインは Legacy
をご利用ください。
ハードウェアエンコーダー
このパッケージでは、ハードウェアエンコーダーに NVIDIA のグラフィックボード を利用しています。推奨するグラフィックボード上で動作させることで、低遅延のストリーミング配信を実現することができます。ハードウェアエンコーダーが利用可能なグラフィックボードのリストについては、 NVIDIA が公開している NVIDIA VIDEO CODEC SDK のウェブページを確認してください。
対応ブラウザー
Unity Render Streaming は WebRTC テクノロジー を利用しており、 WebRTC に対応しているブラウザーと組み合わせて利用することができます。 以下のブラウザーについては動作を確認しています。
Browser | Windows | Mac | iOS | Android |
---|---|---|---|---|
Google Chrome | ✅ | ✅ | ✅ | |
Safari | ✅ | ✅ | ||
Firefox | ✅ | |||
Microsoft edge (Chromium based) | ✅ | ✅ |
Note
ブラウザーの WebRTC 対応状況によっては、正しく動作しない場合があります。
サンプル
このパッケージには以下の2つのサンプルが含まれています。 Package Manager からサンプルをプロジェクトにインポートできます。
HDRP サンプル
このサンプルをインポートすると、HDRP (com.unity.render-pipelines.high-definition) パッケージと Unity が提供している HDRP サンプルアセットのインストールと設定が自動的に行われます。
URP サンプル
このサンプルをインポートすると、URP (com.unity.render-pipelines.universal) パッケージと Unity が提供している URP サンプルアセットのインストールと設定が自動的に行われます。